以前あるテレビ番組で、日本人の99%が行かない国として紹介されたことがありました。
ラトビアの首都リガには、1935年に市民からの寄付金を集めて建造された高さ約50メートルの記念碑があります。
先日、この記念碑に安倍首相も献花されました。
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塔の上には「ミルダ」と呼ばれる女性像が建ちます。
ミルダは、かつてラトビア人女性の一般的な名前で愛国心を象徴するそうです。
ラトビアの3つの地域(クルゼメ、ヴィゼメ、ラトガレ) の連合を意味する3つの星を掲げています。
しかし、旧ソビエト時代は、象徴の意味を変えざるを得ず、ミルダは「ロシアの母」、3つの星は「バルト三国」の象徴でした。
手を上にあげた空間と、3つの星の中央の円の空間は赤ちゃんを掲げているように見えます。
ラトビアでは赤ちゃんは希望のシンボル。ドイツやロシアなど近隣国に侵略され続けたラトビア。
その国の歴史や背景によって、希望のシンボルが異なるのは興味深いことです。
ラトビアを訪れる機会があれば、ぜひ記念碑をご覧になってください。
オーナー谷本瑞絵